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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻10号

2007年10月発行

文献概要

今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診断

呼吸機能検査・動脈血液ガス検査のポイント

著者: 三嶋理晃1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科・呼吸器内科学

ページ範囲:P.1858 - P.1861

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ポイント

●喘息は原則として気道可逆性をもつが,COPDでも気道可逆性の認められることが多い.

●フローボリューム曲線は形状による鑑別診断と,検査手技の正当性の評価に有用である.

●肺拡散能力(DLCO)は,COPDの肺気腫病変による肺毛細血管床の減少をよく反映する.

●ピークフロー(PEF)によって喘息の病態が客観的に把握でき,患者の自己管理に有用である.

●A-aDO2の開大した状態で肺胞性低換気が進行すると,重篤な低酸素血症に陥る.

参考文献

1)GINA Committee:Global Strategy for Asthma Management and Prevention (GINA), Updated, 2006
2)National Heart, Lung and Blood Institute, National Institute of Health:Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD), Updated, 2006
3)日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作製委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン(第2版),メディカルレビュー社,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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