文献詳細
文献概要
今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診断
呼吸機能検査・動脈血液ガス検査のポイント
著者: 三嶋理晃1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科・呼吸器内科学
ページ範囲:P.1858 - P.1861
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●喘息は原則として気道可逆性をもつが,COPDでも気道可逆性の認められることが多い.
●フローボリューム曲線は形状による鑑別診断と,検査手技の正当性の評価に有用である.
●肺拡散能力(DLCO)は,COPDの肺気腫病変による肺毛細血管床の減少をよく反映する.
●ピークフロー(PEF)によって喘息の病態が客観的に把握でき,患者の自己管理に有用である.
●A-aDO2の開大した状態で肺胞性低換気が進行すると,重篤な低酸素血症に陥る.
●喘息は原則として気道可逆性をもつが,COPDでも気道可逆性の認められることが多い.
●フローボリューム曲線は形状による鑑別診断と,検査手技の正当性の評価に有用である.
●肺拡散能力(DLCO)は,COPDの肺気腫病変による肺毛細血管床の減少をよく反映する.
●ピークフロー(PEF)によって喘息の病態が客観的に把握でき,患者の自己管理に有用である.
●A-aDO2の開大した状態で肺胞性低換気が進行すると,重篤な低酸素血症に陥る.
参考文献
1)GINA Committee:Global Strategy for Asthma Management and Prevention (GINA), Updated, 2006
2)National Heart, Lung and Blood Institute, National Institute of Health:Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD), Updated, 2006
3)日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作製委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン(第2版),メディカルレビュー社,2004
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