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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻10号

2007年10月発行

文献概要

今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 喘息とCOPDの治療で重要な薬物の基礎知識

テオフィリン

著者: 藤井一彦1 興梠博次1

所属機関: 1熊本大学医学部呼吸器内科

ページ範囲:P.1896 - P.1899

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ポイント

●テオフィリン徐放製剤は,喘息長期管理において吸入ステロイド薬に併用する薬剤として有用である.

●テオフィリン徐放製剤は,COPD慢性期の治療薬として有用である.

●喘息・COPDの増悪時のテオフィリンは使用はされるが,エビデンスは少ない.

●安全にテオフィリンを使用するには,血中濃度への配慮が必要である.

参考文献

1)Fujii K, et al:Novel phosphodiesterase 4 inhibitor T-440 reverses and prevents human bronchial contraction induced by allergen. J Pharmacol Exp Ther 284:162-169, 1998
2)Barnes PJ, et al:Histone acetylation and deacetylation;Importance in inflammatory lung diseases. Eur Respir J 25:552-563, 2005
3)社団法人日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監修):喘息予防・管理ガイドライン 2006,協和企画,2006
4)Evans DJ, et al:A Comparison of low-dose inhaled budesonide plus theophylline and high-dose inhaled budesonide for moderate asthma. N Engl J Med 337:1412-1418, 1997
5)日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第2版,メディカルレビュー社,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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