文献詳細
文献概要
今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 喘息とCOPDの治療で重要な薬物の基礎知識
抗コリン薬
著者: 山谷睦雄1
所属機関: 1東北大学病院老年科
ページ範囲:P.1901 - P.1903
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●抗コリン薬は主にM3受容体を遮断して,副交感神経による気管支収縮を抑制する.
●チオトロピウムは受容体からの解離が遅く,長時間作用型の薬理効果をもたらす.
●気管支喘息では,増悪時に,β2刺激薬に抗コリン薬追加を検討されてよいと位置づけられている.
●長時間作用型抗コリン薬は,中等症以上のCOPD患者の安定期長期管理に推奨されている.
●COPDにおける管理・治療には,抗コリン薬がファースト・チョイスとして用いられる.
●抗コリン薬は主にM3受容体を遮断して,副交感神経による気管支収縮を抑制する.
●チオトロピウムは受容体からの解離が遅く,長時間作用型の薬理効果をもたらす.
●気管支喘息では,増悪時に,β2刺激薬に抗コリン薬追加を検討されてよいと位置づけられている.
●長時間作用型抗コリン薬は,中等症以上のCOPD患者の安定期長期管理に推奨されている.
●COPDにおける管理・治療には,抗コリン薬がファースト・チョイスとして用いられる.
参考文献
1)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2006,協和企画,2006
2)GINA2006〈日本語版〉,協和企画,2006
3)日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作成委員会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第2版,メディカルレビュー社,2004
4)GOLD(慢性閉塞性肺疾患の診断,治療,予防に関するグローバルストラテジー)日本語版2006,メディカルレビュー社,2007
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