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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻10号

2007年10月発行

文献概要

今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 喘息とCOPDの治療で重要な薬物の基礎知識

ロイコトリエン受容体拮抗薬,抗アレルギー薬

著者: 大林王司1

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院内科

ページ範囲:P.1904 - P.1907

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ポイント

●システイニルロイコトリエン(CysLTs)は,強力な気管支収縮物質である.

●経口ロイコトリエン(LT)受容体拮抗薬は,吸入より服薬コンプライアンスに優れる.

●LT受容体拮抗薬は抗炎症作用を有し,末梢気道領域移行も血流的であり,良好である.

●効果と薬剤費の両者とも,ICSがガイドラインにおける第一選択薬である.

●リリーバーとして静注薬の効果発現は早く,30分以内に一秒量の改善を認める.

●LT受容体拮抗薬は,レスポンダー(有効な症例)は約70%といわれる.

参考文献

1)牧野荘平,大田 健(監修):GINA2006日本語版,東京,2006
2)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2006,協和企画,2006
3)Holgate ST, et al:Role of cysteinyl leukotrienes in airway inflammation, smooth muscle function, and remodeling. J Allergy Clin Immunol 111:S18-36, 2003
4)Evans DJ, et al:A comparison of lowdose inhaled budesonide plus theophylline and high-dose inhaled budesonide for moderate asthma. N Engl J Med 337:1412-1418, 1997
5)Drazen JM, Israel E, O'Byrne PM:Treatment of asthma with drugs modifying the leukotriene pathway. N Engl J Med 340:197-206, 1999
6)宮本昭正(監修):EBMに基づいた喘息治療ガイドライン2004,協和企画,2004
7)浅野浩一郎:ロイコトリエン受容体拮抗薬.日内会誌 95:58-62,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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