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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻10号

2007年10月発行

文献概要

今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 知っておきたい治療のコツ

アスピリン喘息―どう疑い,いかに治療するか

著者: 佐々木文彦1 榊原博樹1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部呼吸器内科・アレルギー科

ページ範囲:P.1930 - P.1934

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ポイント

●アスピリン喘息は,ほぼすべての非ステロイド性抗炎症薬によって喘息発作が誘発される.

●アスピリン喘息の頻度は,成人喘息の約10%で,鼻・副鼻腔の合併症をもつ症例が多い.

●アスピリン喘息の確定診断には,詳細な病歴の聴取とともに負荷試験が必要である.

●誘発物質を避けること以外に,アスピリン喘息に対する特異的な治療はない.

●ガイドラインに則した吸入ステロイド薬を主体とする治療が最も有効である.

参考文献

1)NHLBI/WHO workshop:Global initiative for asthma management and prevention, NIH, 1995
2)榊原博樹,末次 勸:呼吸 12:990-1001,1993
3)鈴木真砂,他:藤田学園医学会誌 8:149-185,1989
4)妹川史朗,他:アレルギー 41:1515-1520,1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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