文献詳細
今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ
生活習慣病の認知行動療法的介入 【一般内科医にもできる介入法】
文献概要
ポイント
●高血圧は最も頻繁に診療する疾患であり,患者の病識や性格に応じた対応が大切である.
●高血圧リスクとして,食事(栄養,食塩摂取),飲酒,喫煙,運動など生活習慣を考慮する.
●高血圧への認知行動医学的介入の効果はエビデンスが集積中である.
●高血圧診療の際は,「戦略をもった声かけ」と「リラクセーション練習」の2つを心がけたい.
●うつ病や不安障害など精神疾患を有した高血圧患者にも注意したい.
●高血圧は最も頻繁に診療する疾患であり,患者の病識や性格に応じた対応が大切である.
●高血圧リスクとして,食事(栄養,食塩摂取),飲酒,喫煙,運動など生活習慣を考慮する.
●高血圧への認知行動医学的介入の効果はエビデンスが集積中である.
●高血圧診療の際は,「戦略をもった声かけ」と「リラクセーション練習」の2つを心がけたい.
●うつ病や不安障害など精神疾患を有した高血圧患者にも注意したい.
参考文献
1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2004.日本高血圧学会,2004
2)Eisenberg DM, et al:Cognitive behavioral techniques for hypertension;Are they effective? Ann Intern Med 118:964-972, 1993
3)Nakao M, et al:Blood pressure lowering effects of biofeedback treatment in hypertension;A meta-analysis of randomized controlled trial. Hypertens Res 26:37-46, 2003
4)中尾睦宏:ハーバード大学における心身医学の展開;Mind/Body Medical Instituteでの活動を中心に.心身医学 45:487-494,2005
掲載誌情報