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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻11号

2007年11月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ 心身症としての慢性身体疾患へのアプローチ

過敏性腸症候群

著者: 福土審1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科行動医学

ページ範囲:P.2066 - P.2069

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ポイント

●過敏性腸症候群(IBS)とは,腹痛と便通異常が慢性に持続する機能異常症である.

●IBSはその大部分がストレスによる症状の増悪,すなわち心身症の病態生理を呈する.

●治療の第1段階では生活指導と消化管機能の調整を行う.

●治療の第2段階では向精神薬と簡易精神療法により,心身症の病態改善を図る.

●治療の第3段階で専門的な心身医学的治療を行う.

参考文献

1)Longstreth GF, et al:Functional bowel disorders. Gastroenterology 130:1480-1491, 2006
2)Drossman, DA, et al:Rome III;The Functional Gastrointestinal Disorders, 3rd ed. Degnon Associates, McLean, 2006
3)福土 審,ほか:過敏性腸症候群.小牧 元,ほか(編):心身症診断治療ガイドライン2006.協和企画,pp11-40,2006
4)Kanazawa M, Fukudo S:Effects of fasting therapy on irritable bowel syndrome. Int J Behav Med 13:214-220, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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