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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻11号

2007年11月発行

文献概要

今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ 内科医に必要なメンタルヘルスの知識

パニック障害

著者: 佐々木司1

所属機関: 1東京大学保健センター

ページ範囲:P.2104 - P.2107

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ポイント

●過呼吸・頻脈などの発作を主訴とする患者の診察は,パニック障害の可能性も念頭に.

●「パニック障害」と診断されたら,まず治療教育を開始.

●「心のあり方」の病気との誤解を解くこと.

●抗うつ薬(SSRIなど),抗不安薬(特に治療初期)などによる薬物療法が有効.

●心理療法(特に認知行動療法)も有用性が高い.

●治療は長年にわたることが多い.

●うつ病(時に躁うつ病)などを続発することが多いので,長期の治療は専門医に委ねる.

参考文献

1)American Psychiatric Association:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 4th ed, Text Revision (DSM-IV-TR). Washington D.C., 2000
2)Kaiya H, et al:Factors associated with the development of panic attack and panic disorder;A survey in the Japanese population. Psychiatr Clin Neurosci 59:177-182, 2005
3)佐々木司:パニック障害;疫学.最新医学・別冊(新しい診断と治療のABC) 40:17-23,2006
4)佐々木司,貝谷久宣:パニック障害には薬物療法が有効である.治療 87:1335-1338,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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