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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

文献概要

特集 一般医のためのエコー活用法 Ⅲ.心臓 心エコーのトレーニング(自分でするとき)

心エコーのトレーニングの仕かた

著者: 団真紀子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部心機能室

ページ範囲:P.34 - P.36

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 心エコー検査では心疾患の病態を評価し,病因を検索し,心室の収縮機能と拡張機能の評価,血行動態の評価を行う.これらを精度よく行うためには,超音波物理の基礎を理解し,基本断面を正しく描出することに加えて,異常所見に気づき,必要な情報を明瞭に記録する工夫と技が必要である.技を身につけるには,心エコー検査の経験が豊富な医師あるいは超音波検査士から,手取り足取り教わる徒弟制度方式で習得するのが,確実で手っ取り早い方法である.しかしながら,親方・徒弟関係が築ける状況にいる医師は多くはないと察する.検者の立場や場面によって,心エコーの用い方,心エコーに求める情報と精度は最終的に違うかもしれない.本稿では,心エコーのトレーニングを自分で行うときのステップごとの到達目標やきれいな画像を描出するためのコツについて述べる.心エコーの講習会や研究会のなかにはハンズオンセミナーを行う会もあるので,プロの技を間近にみることができる.関東と関西で定期的に開かれている講習会を表1に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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