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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

文献概要

特集 一般医のためのエコー活用法 Ⅲ.心臓 心エコーの適応(と他のモダリティ)

救急の心エコー

著者: 松村誠1

所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター心臓内科

ページ範囲:P.78 - P.82

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 循環器救急疾患は発症後早期に死亡するケースが多いことから,救急医療の現場では一刻も早い正確な診断のもとに治療を開始することが要求される.いたずらに多くの検査に時間を費やすことなく,診断,治療に最も効果的な検査法を選択するべきである.このような状況で,現在,実用性が高い非観血的画像診断法はCT検査と超音波検査である.特に患者を移動させることなく,その場で迅速に施行できる心エコーは,形態だけでなく血流動態,心機能も評価できることから,救急患者のトリアージにも有用である.

参考文献

1) 山口 徹,他:急性冠症候群の診療に関するガイドライン.Circ J 66(suppl IV):1123-1163,2002
2) Zabalgoitia M, Ismaeil M:Diagnostic and prognostic use of stress echo in acute coronary syndromes including emergency department imaging. Echocardiography 17:479-493, 2000
3) Jeroudi MO, et al:Prolonged wall motion abnormalities after chest pain at rest in patients with unstable angina;A possible manifestation of myocardial stunning. Am Heart J 127:1241-1250, 1994
4) 吉川純一,他:循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン.Circ J 69(suppl IV):1343-1408,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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