icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

文献概要

特集 一般医のためのエコー活用法 Ⅲ.心臓 この所見をみたら

弁逆流

著者: 高野真澄12

所属機関: 1福島県立医科大学臨床検査医学講座 2福島県立医科大学内科学第一講座

ページ範囲:P.88 - P.92

文献購入ページに移動
まず考えるべきこと

 弁逆流を心エコーにて観察する際には,①その弁逆流の起因となる基礎疾患は何か,②弁逆流の重症度は?,③ほかの弁に病変はないか,④その弁逆流が心機能に影響を及ぼしているか,⑤手術適応はあるか否か,などを念頭に置くことが必要である.弁逆流の重症度評価についてはさまざまな方法が提唱されているが,それぞれの方法の限界を理解したうえで,総合的に判断するべきである.

参考文献

1) Akasaka T, et al:Age-related valvular regurgitation;A study by pulsed Doppler echocardiography. Circulation 76:262-265, 1987
2) Klein AL, et al:Age-related prevalence of valvular regurgitation in normal subjects;A comprehensive color flow examination of 118 volunteers. J Am Soc Echocardiogr 3:54-63, 1990
3) 松田 暉,他:弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン―循環器の診断と治療に関するガイドライン(2000~2001年度合同研究班報告).Circ J 66:1261-1323, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?