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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

特集 一般医のためのエコー活用法

Ⅳ.腹部 臓器からみた腹部エコー

肝の腫瘤性病変

著者: 高野保名1 田中幸子1

所属機関: 1大阪府立成人病センター検診部

ページ範囲:P.273 - P.279

文献概要

 肝腫瘤の描出において,腹部超音波検査は,CTやMRIに比べて安全で,小病変の描出や画質もよく,経済性にも優れ,スクリーニングに最適である.診断が困難な腫瘤では,造影超音波検査による質的診断が可能である.さらに,超音波ガイド下腫瘍穿刺生検による精査や肝細胞癌に対するラジオ波などの局所治療に必須の検査である.肝腫瘤は多種にわたり鑑別すべき疾患が多い.原発性肝癌の95%以上を占める肝細胞癌とほかの腫瘤性病変の超音波上の特徴とその鑑別点について述べる.

参考文献

1) 日本肝癌研究会(編):臨床・病理.原発性肝癌取扱い規約第4版,金原出版,2000
2) 日本超音波学会(監修):腹部超音波テキスト,第1版.医歯薬出版,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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