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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

文献概要

特集 一般医のためのエコー活用法 Ⅳ.腹部 臓器からみた腹部エコー

副腎

著者: 細田幸司1 大熊潔1

所属機関: 1慶應義塾大学病院放射線科

ページ範囲:P.316 - P.320

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解剖と検査法

■右副腎

 右副腎は,右腎上極の上方,下大静脈(inferior vena cava:IVC)の背側で,肝と横隔膜脚の間にみられる.右副腎を描出するためには肝を音響窓として,IVC・右腎を指標に走査するとよい.体位は左下側臥位を基本とする(肝が左に移動し,腹壁と右副腎との間で音響窓として利用しやすくなる.また,副腎が左に移動し,腹壁との距離が短くなる).

参考文献

1) Omura M, et al:Unique cases of unilateral hyperaldosteronemia due to multiple adrenocortical micronodules, which can only be detected by selective adrenal venous sampling. Metabolism 51:350-355, 2002
2) 荒木 力(監訳):画像診断ポケットガイド―腹部Top100診断,メディカルサイエンスインターナショナル,2005
3) 楫  靖,杉村和朗:副腎のすべて.画像診断10,秀潤社,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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