文献詳細
特集 一般医のためのエコー活用法
Ⅳ.腹部 特殊な腹部エコー
文献概要
1999年,わが国において経静脈性超音波造影剤であるLevovist®が発売された.以後,多くの造影エコー診断法や診断技術が開発されたが,いずれも高規格超音波装置のみでしか映像化できなかった.2007年1月,次世代超音波造影剤であるSonazoid®が世界に先駆けて本邦で発売され,肝疾患における造影エコーの役割が高まることが期待されている.本稿では,腹部疾患における造影エコーの実際について概説する.
参考文献
1) 鈴木陽一,東泉隆夫:映像技術.森安史典,別府慎太郎,久 直史(編):超音波造影ガイドブック,pp21-27,金原出版,2003
2) 飯島尋子,森安史典:次世代造影剤による造影超音波診断.肝胆膵 47:203-212,2003
3) Iijima H, et al:Decrease in accumulation of ultrasound contrast microbubbles in non-alcoholic steatohepatitis. Hepatol Res 37:722-730, 2007
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