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特集 一般医のためのエコー活用法 Ⅳ.腹部 特殊な腹部エコー
超音波内視鏡
著者: 坂本洋城1 北野雅之1 工藤正俊1
所属機関: 1近畿大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.396 - P.399
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EUSの走査方法には,ラジアル式,リニア式,コンベックス式がある.ラジアル式は,スコープの長軸に直交する面で360度の断面が得られ,オリエンテーションが容易である.近年では,電子ラジアル式の出現により,ドプラ機能を有し,血流評価が可能である.リニア式,コンベックス式は,スコープの長軸を通る面の断層像が得られる.ドプラ機能や穿刺が可能であり,脈管を避けて目的臓器に穿刺することが可能である.近年では,この穿刺機能を用いた組織診断法〔超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS guided fine needle aspiration:EUS-FNA)〕やドレナージ術〔EUS下膵仮性囊胞ドレナージ(EUS guided psuedocyst drainage)〕などのinterventional EUSが臨床の場で普及している.
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