icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina44巻12号

2007年11月発行

特集 一般医のためのエコー活用法

Ⅴ.表在

乳腺

著者: 山本弥生1 五味直哉1 藤原良将1 河野敦1 山田恵子2

所属機関: 1癌研有明病院画像診断部 2癌研有明病院超音波検査部

ページ範囲:P.406 - P.411

文献概要

 日本では,乳癌罹患率が上昇し続け,現在20~30人に1人が罹患するともいわれている.本稿では,主として乳癌診断のための超音波検査法について概説する.

 乳房の超音波検査は,乳癌診断に最も重要なツールとしてマンモグラフィとともに実施される.マンモグラフィは悪性所見の1つである微細な石灰化の描出に優れているが,若年者など萎縮の少ない乳腺では腫瘤像がとらえられない場合が多くみられる.一方,超音波検査はこのような場合や,大きな乳房,乳腺症を伴った乳房など,触診で腫瘤がわかりにくい場合も有用である.

参考文献

1) 日本乳腺甲状腺超音波診断会議:乳房超音波診断ガイドライン.南江堂,2004
2) (社)日本医学放射線学会/(社)日本放射線技術学界/マンモグラフィガイドライン委員会/乳房撮影委員会/乳房撮影専門小委員会:マンモグラフィガイドライン,第2版.医学書院,2007
3) 辻本文雄:乳腺超音波診断アトラス.ベクトル・コア,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら