medicina44巻13号

2007年12月発行

今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス 女性を診る

ウィメンズ・ヘルス：医療面接スキルの向上のために

著者： 早野恵子¹ 西村真紀² 武田裕子³

所属機関： ¹熊本大学医学部附属病院総合診療部 ²川崎医療生協・あさお診療所 ³三重大学大学院医学系研究科地域医療学講座

ページ範囲：P.2188 - P.2192

ポイント

●生物学的性差に基づくウィメンズ・ヘルスの知識が必要である．

●医療情報収集のために，女性に特有な心理・社会的背景の把握や尋ねにくい質問への配慮を必要とする．

●外来の時間管理の工夫が必要である．

参考文献

1)熊本大学医学部臨床実習入門コースワーキンググループ編集委員会(編)：クリクラナビ，基本的臨床能力学習ガイド，改訂第2版，金原出版，2006

2)マーガレット・ローイド，山内豊明(監訳)：医療コミュニケーション・スキル―患者とのよりよい関係のために，西村書店，2002

3)Sandra Nicholson，Yvonne Carter(eds)，早野恵子(翻訳監修)：女性の健康増進におけるプライマリ・ケアの役割．性差と医療 2：1349-1353，2005

4)日野原重明(監修)：一目でわかる内科学，メディカル・サイエンス・インターナショナル，2004

5)Nusbaum MRH, Hamilton CD：The proactive sexual health history. Am Fam Physician 66：1705-1712, 2002