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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻13号

2007年12月発行

文献概要

今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス ライフステージごとにみる諸問題【思春期】

親御さんが不登校の相談にみえたら―除外すべき疾患とアドバイス

著者: 石塚一枝1 永井章2

所属機関: 1都立梅ヶ丘病院児童精神科 2国立成育医療センター総合診療部思春期診療科

ページ範囲:P.2212 - P.2215

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ポイント

●身体症状があるため学校へ行けない患者に対しては,問診,診察のうえ,必要最低限の検査を行い,器質的疾患を除外する.また,背後に精神疾患が隠れている場合があるので,注意が必要である.

●非器質的疾患は次のような特徴がある.①朝,午前中に身体症状が強くなり,休日には症状が軽快する.②行事・イベントで症状が変化する.③経過が不自然で,よくなったり悪くなったりする.または長期間みて明らかな悪化がない.④1つの疾患で説明できない多彩な症状がある.

参考文献

1)宮本信也:不登校.平成15年度厚生科学研究費補助金(子ども家庭総合研究事業)「小児心身症対策の推進に関する研究」班(編):子どもの心の健康問題ハンドブック,pp115-119

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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