文献詳細
文献概要
今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺CTの基本を押さえる
胸部CTの正常像
著者: 村田喜代史1
所属機関: 1滋賀医科大学放射線医学講座
ページ範囲:P.236 - P.241
文献購入ページに移動ポイント
●肺CTの読影には正常区域解剖の知識が前提となる.
●肺のHRCTの読影には,肺の基本単位である二次小葉の理解が重要である.
●肺二次小葉の中央部を細気管支と肺動脈が走行し,肺静脈は辺縁に位置する.
●HRCTでは,正常肺動脈は終末細気管支レベルまで描出される.
●気管支血管周囲間質には豊富なリンパ管が含まれ,病変の進展経路として重要である.
●肺CTの読影には正常区域解剖の知識が前提となる.
●肺のHRCTの読影には,肺の基本単位である二次小葉の理解が重要である.
●肺二次小葉の中央部を細気管支と肺動脈が走行し,肺静脈は辺縁に位置する.
●HRCTでは,正常肺動脈は終末細気管支レベルまで描出される.
●気管支血管周囲間質には豊富なリンパ管が含まれ,病変の進展経路として重要である.
参考文献
1)村田喜代史,上甲剛,池添潤平(編):胸部のCT(第2版),メディカル・サイエンス・インターナショナル社,2004
2)Yamashita H:Roentgenologic Anatomy of the Lung. Igaku-Shoin, Tokyo. 1978
3)Murata K, et al:Peribronchovascular interstitium of the pulmonary hilum;Normal and abnormal findings on thin-section electron-beam CT. Am J Roentgenol 166:309-312, 1996
4)岡田慶夫:肺のリンパ系と肺癌. 金芳堂,1989
掲載誌情報