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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻2号

2007年02月発行

文献概要

今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺CTの基本を押さえる

胸部CTの正常像

著者: 村田喜代史1

所属機関: 1滋賀医科大学放射線医学講座

ページ範囲:P.236 - P.241

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ポイント

●肺CTの読影には正常区域解剖の知識が前提となる.

●肺のHRCTの読影には,肺の基本単位である二次小葉の理解が重要である.

●肺二次小葉の中央部を細気管支と肺動脈が走行し,肺静脈は辺縁に位置する.

●HRCTでは,正常肺動脈は終末細気管支レベルまで描出される.

●気管支血管周囲間質には豊富なリンパ管が含まれ,病変の進展経路として重要である.

参考文献

1)村田喜代史,上甲剛,池添潤平(編):胸部のCT(第2版),メディカル・サイエンス・インターナショナル社,2004
2)Yamashita H:Roentgenologic Anatomy of the Lung. Igaku-Shoin, Tokyo. 1978
3)Murata K, et al:Peribronchovascular interstitium of the pulmonary hilum;Normal and abnormal findings on thin-section electron-beam CT. Am J Roentgenol 166:309-312, 1996
4)岡田慶夫:肺のリンパ系と肺癌. 金芳堂,1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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