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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻2号

2007年02月発行

文献概要

今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺CTの基本を押さえる

各種肺疾患におけるCT画像の異常パターン

著者: 村田喜代史1

所属機関: 1滋賀医科大学放射線医学講座

ページ範囲:P.242 - P.249

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ポイント

●びまん性肺疾患では,通常CTを用いて,病変の特徴的な肺内分布の有無をチェックすることが重要である.

●びまん性肺疾患のHRCTでは,気道中心性,広義間質性,血行性,肺胞性,といったパターンが捉えられる.

●肺野結節の評価では,連続HRCTを用いて,結節の性状とともに,周囲の気管支血管との 関係を解析する.

●肺門部肺癌では,薄層造影CTを用いて,腫瘍と気管支,血管との関係を解析する.

●肺門部のCTでは,肺塞栓,気管支血管周囲間質を進展する悪性腫瘍にも注意が必要である.

参考文献

1)Webb WR, Muller NL, Naidich DP(eds):High-resolution CT of the lung, 3rd ed, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2001
2)村田喜代史,上甲剛,池添潤平(編),胸部のCT(第2版), メディカル・サイエンス・インターナショナル社,2004
3)酒井文和(編):胸部画像診断のここがポイント.羊土社,2006
4)Murata K, Khan A, Herman PG:Pulmonary parenchymal disease;Evaluation with high resolution CT. Radiology 170:629-635, 1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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