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文献概要
今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―肺腫瘍
転移性肺癌
著者: 平間未知大1 高橋和久1
所属機関: 1順天堂大学医学部呼吸器内科
ページ範囲:P.263 - P.265
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●肺は全身からの血流がすべて通過するため,さまざまな部位の悪性腫瘍からの転移を生じる.
●CTとX線写真を比較すると,①既存構造との重なりがないこと,②X線写真の限界が6mmであったのに対してCTでは3mmまで小さなサイズの結節の描出が可能であるという点で優れている.
●MDCT(multidetector CT)の出現により,結節影の検出率が向上してきている.
●CTは転移性肺癌の診断には最も有用な方法であると考えられている.
●肺は全身からの血流がすべて通過するため,さまざまな部位の悪性腫瘍からの転移を生じる.
●CTとX線写真を比較すると,①既存構造との重なりがないこと,②X線写真の限界が6mmであったのに対してCTでは3mmまで小さなサイズの結節の描出が可能であるという点で優れている.
●MDCT(multidetector CT)の出現により,結節影の検出率が向上してきている.
●CTは転移性肺癌の診断には最も有用な方法であると考えられている.
参考文献
1)上村良一,他:転移の画像診断,肺転移.癌の臨床 51:867-882, 2005
2)丹羽 宏,水野武郎:主要疾患─病態・診断・治療,転移性肺腫瘍.医学のあゆみ 別冊呼吸器疾患 state of arts 2003-2005,医歯薬出版,pp583-586, 2003
3)Davis SD:CT evaluation for pulmonary metastases in patients with extrathoracic malignancy. Radiology 180:1-12, 1991
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