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今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―びまん性肺疾患【間質性肺炎】
間質性肺炎はどのように分類されるか
著者: 田口善夫1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院呼吸器内科
ページ範囲:P.286 - P.291
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●間質性肺炎は原因の明らかなもの,明らかでないものの2群に分けられる.
●原因の明らかなものの多くは膠原病,慢性過敏性肺炎,薬剤性肺炎,感染,塵肺などである.
●画像上は鑑別困難であり,詳細な臨床情報が最も重要である.
●特発性間質性肺炎は原因不明の病態であり,特発性肺線維症をはじめとして7つの疾患が含まれる.
●特発性間質性肺炎の診断には臨床,画像,病理を合わせた総合診断が重要である.
●間質性肺炎は原因の明らかなもの,明らかでないものの2群に分けられる.
●原因の明らかなものの多くは膠原病,慢性過敏性肺炎,薬剤性肺炎,感染,塵肺などである.
●画像上は鑑別困難であり,詳細な臨床情報が最も重要である.
●特発性間質性肺炎は原因不明の病態であり,特発性肺線維症をはじめとして7つの疾患が含まれる.
●特発性間質性肺炎の診断には臨床,画像,病理を合わせた総合診断が重要である.
参考文献
1)日本呼吸器学会びまん性肺疾患 診断・治療ガイドライン作成委員会(編):特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き.南江堂,2004
2)American Thoracic Society, European Respiratory Society:ATS/ERS international multidisciplinary consensus classification of idiopathic interstitial pneumonias. Am J Respir Crit Care Med 165:277-304, 2002
3)Travis WD, et al:Idiopathic nonspecific interstitial pneumonia;Prognostic significance of cellular and fibrosing patterns;Survival coparision with usual interstitial pneumonia and desquamative interstitial pneumonia. Am J Surg Pathol 24:19-33, 2000
4)Berbescu EA, et al:Transbronchial biopsy in usual interstitial pneumonia. Chest 129:1126-1131, 2006
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