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文献概要
今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―びまん性肺疾患【間質性肺炎】
特発性肺線維症(UIP/IPF)
著者: 田口善夫1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院呼吸器内科
ページ範囲:P.292 - P.294
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●特発性肺線維症(IPF)は特発性間質性肺炎(IIPs)中最も頻度の高い疾患である.
●50歳以上の中年以降の病態で両側肺底部でのcrackles,バチ指は重要な所見である.
●特発性肺線維症の予後は不良であり,50%生存率は3~4年である.
●CTの特徴は両側肺底部胸膜直下の間質影(網状影)で,なかでも蜂巣肺の存在は重要である.
●特発性肺線維症の急性増悪は重要で,CT上では新たなすりガラス陰影がみられる.
●特発性肺線維症(IPF)は特発性間質性肺炎(IIPs)中最も頻度の高い疾患である.
●50歳以上の中年以降の病態で両側肺底部でのcrackles,バチ指は重要な所見である.
●特発性肺線維症の予後は不良であり,50%生存率は3~4年である.
●CTの特徴は両側肺底部胸膜直下の間質影(網状影)で,なかでも蜂巣肺の存在は重要である.
●特発性肺線維症の急性増悪は重要で,CT上では新たなすりガラス陰影がみられる.
参考文献
1)Akira M, Sakatani M, Ueda E:Idiopathic pulmonary fibrosis;Progression of honeycombing at thin-section CT. Radiology 189:687-691, 1993
2)Nishimura O, et al:Usual interstitial pneumonia;Histologic correlation with high-resolution CT. Radiology 182:337-342, 1992
3)Kim DS, et al:Acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis;Frequency and clinical features. Eur Respir J 27:143-150, 2006
4)日本呼吸器学会びまん性肺疾患 診断・治療ガイドライン作成委員会(編):特発性肺線維症.特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き,pp29-40,南江堂,2004
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