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文献概要
今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―びまん性肺疾患【塵肺】
珪肺
著者: 渡辺憲太朗1
所属機関: 1福岡大学医学部第4内科(呼吸器科)
ページ範囲:P.315 - P.317
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●上肺野中心の多発性粒状影があり,進行すると塊状影が現れる.
●縦隔や肺門リンパ節に卵殻状石灰化があれば診断の助けとなる.
●粉塵曝露から遠ざかっても結節が融合し呼吸機能障害が進行する.
●肺結核が合併しやすいことを念頭にいれておく.
●珪肺と炭鉱夫塵肺は画像上鑑別が難しく,同様の範疇の疾患と考えてよい.
●上肺野中心の多発性粒状影があり,進行すると塊状影が現れる.
●縦隔や肺門リンパ節に卵殻状石灰化があれば診断の助けとなる.
●粉塵曝露から遠ざかっても結節が融合し呼吸機能障害が進行する.
●肺結核が合併しやすいことを念頭にいれておく.
●珪肺と炭鉱夫塵肺は画像上鑑別が難しく,同様の範疇の疾患と考えてよい.
参考文献
1)荒川浩明:珪肺の画像診断.成人病と生活習慣病 36:749-754, 2006
2)Webb WR, Muller NL, Naidich DP:High Resolution CT of the Lung, pp303-309, Lippincott Williams & Wilikins, Philadelphia, 2001
3)Fraser RS, et al:Fraser and Pare's Diagnosis of Diseases of the Chest, 4th ed, p474, WB Saunders, Philadelphia, 1999
4)Travis WD, et al:Non-Neoplastic Disorders of the Lower Respiratory Tract, pp793-814, AFIP, Washington, 2002
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