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今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―気道病変
慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気管支喘息
著者: 上田哲也1 三嶋理晃1
所属機関: 1京都大学医学部呼吸器内科
ページ範囲:P.332 - P.334
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●日本で見られる肺気腫の大部分は小葉中心性肺気腫であり,皮膜を持たないことが特徴である.
●CTは,閉塞性障害の原因疾患の鑑別に威力を発揮する.
●CTは中等症以下の肺気腫の検出や,肺気腫の外科適応(肺容量減少術)の決定に有用である.
(気管支喘息)
●CTで肺野濃度の濃淡がモザイク状に認めることがある.
●モザイクパターンは呼気のほうが明瞭に認められる.
●小気道閉塞に伴った部分的なエアトラッピングを反映している.
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