文献詳細
今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺疾患をCTで診る―気道病変
文献概要
ポイント
●DPBは慢性副鼻腔炎を伴った慢性の気道炎症で,慢性の膿性痰・咳と副鼻腔炎症状,呼吸機能検査で閉塞性換気障害を呈する点が重要な臨床所見である.
●胸部X線,CT所見はきわめて特徴的で,粒状影・小結節影,肺過膨張,細気管支壁肥厚,気管支拡張所見などの存在が診断のポイントとなる.
●高分解能CT(HRCT)では,胸部X線検査や通常CT(conventional CT)で描出しにくい小葉中心性の粒状影が認められ,診断的意義が高い.
●DPBは慢性副鼻腔炎を伴った慢性の気道炎症で,慢性の膿性痰・咳と副鼻腔炎症状,呼吸機能検査で閉塞性換気障害を呈する点が重要な臨床所見である.
●胸部X線,CT所見はきわめて特徴的で,粒状影・小結節影,肺過膨張,細気管支壁肥厚,気管支拡張所見などの存在が診断のポイントとなる.
●高分解能CT(HRCT)では,胸部X線検査や通常CT(conventional CT)で描出しにくい小葉中心性の粒状影が認められ,診断的意義が高い.
参考文献
1)中田紘一郎:DPBの診断指針改訂と重症度分類策定,厚生省特定疾患びまん性肺疾患調査研究班 平成10年度研究報告書,pp109-111,1999
2)Webb WR, et al:High-resolution CT of the lung, 3rd ed, Lippincott, Williams & Wilkins, Philadelphia, 2001
3)村田喜代史,他:胸部のCT,第2版,メディカルサイエンスインターナショナル,2004
4)伊藤春海:胸部HRCTの読影と考え方.治療 85:1847-1853, 2003
掲載誌情報