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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻2号

2007年02月発行

文献概要

今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像 肺疾患をCTで診る―肺血管病変

肺循環とCT―急性・慢性肺血栓塞栓症,特発性肺動脈性肺高血圧症

著者: 米田和之1 濱田薫1 木村弘1

所属機関: 1奈良県立医科大学内科学第二講座(呼吸器・血液内科)

ページ範囲:P.346 - P.350

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ポイント

●造影CTは急性・慢性肺血栓塞栓症の診断に有用である.

●特に急性肺血栓塞栓症においては,救急現場でまず考慮すべき検査の一つである.

●造影CTは下肢まで撮影することで深部静脈血栓症の診断がしばしば可能となる.

●造影CTで造影欠損所見が得られなくても,肺末梢領域における画像所見が参考となる.

参考文献

1)Goodman LR, et al:Detection of pulmonary embolism in patients with unresolved clinical and scintigraphic diagnosis;Helical CT versus angiography. AJR 164:1369-1374, 1995
2)Schoepf UJ, et al:Subsegmental pulmonary emboli;Improved detection with thin-collimation multi-detector row spiral CT. Radiology 222:483-490, 2002
3)肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断・治療・予防に関するガイドライン.Circulation J 68 Suppl IV:1079-1134, 2004
4)Panos RJ, et al:Clinical deterioration in patients with idiophathic pulmonary fibrosis;Causes and assessment. Am J Med 88:396-404, 1990
5)King TE Jr:Idiopathic Pulmonary Fibrosis. Schwartz MI, King TE Jr (eds):Interstitial Lung Disease, 3rd ed, pp597-644,B.C.Decker Inc, Hamilton, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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