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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻3号

2007年03月発行

文献概要

今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液 よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【ナトリウム(Na)】

低Na血症の病態生理と鑑別診断

著者: 柴垣有吾1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科

ページ範囲:P.460 - P.463

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ポイント

●張度(有効浸透圧)とはその較差によって細胞内外の水移動を引き起こす浸透圧でNaやKが構成する.

●低Na血症はほとんどの場合,低張である.

●低Na血症はNa・Kの相対的欠乏(脱水症)か水の相対的過剰(ADHの相対的過剰か腎での希釈尿生成障害)によって起こる.

参考文献

1)Rose BD:New approach to disturbance in the plasma sodium concentration. Am J Med 72:339-353, 1986
2)Narins RG, et al:Diagnostic strategies in disorders of fluid, electrolyte and acid-base homeostasis. Am J Med 72:496-520, 1982
3)柴垣有吾,深川雅史:理解を深める!―体液電解質異常と輸液,改訂第2版,中外医学社,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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