文献詳細
今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液
よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【ナトリウム(Na)】
文献概要
ポイント
●血漿浸透圧は主に血清Na濃度によって決定され,その変化は視床下部の浸透圧受容体を介しNa濃度を調節する.
●高Na血症を認めるのは,腎の尿濃縮機能に異常があり,かつ視床下部の障害により口渇感を感じないか,意識障害,運動障害により飲水行動ができない場合である.
●血漿浸透圧は主に血清Na濃度によって決定され,その変化は視床下部の浸透圧受容体を介しNa濃度を調節する.
●高Na血症を認めるのは,腎の尿濃縮機能に異常があり,かつ視床下部の障害により口渇感を感じないか,意識障害,運動障害により飲水行動ができない場合である.
参考文献
1)加藤哲夫:低Na血症・高Na血症.日内会誌 95:821-825, 2006
2)黒川 清・他(訳):体液異常と腎臓の病態生理,メディカルサイエンスインターナショナル,1996
掲載誌情報