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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻3号

2007年03月発行

今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液

よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【ナトリウム(Na)】

高Na血症の病態生理と鑑別診断

著者: 小倉江里子1 加藤哲夫1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部腎・高血圧内科

ページ範囲:P.468 - P.469

文献概要

ポイント

●血漿浸透圧は主に血清Na濃度によって決定され,その変化は視床下部の浸透圧受容体を介しNa濃度を調節する.

●高Na血症を認めるのは,腎の尿濃縮機能に異常があり,かつ視床下部の障害により口渇感を感じないか,意識障害,運動障害により飲水行動ができない場合である.

参考文献

1)加藤哲夫:低Na血症・高Na血症.日内会誌 95:821-825, 2006
2)黒川 清・他(訳):体液異常と腎臓の病態生理,メディカルサイエンスインターナショナル,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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