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文献概要
今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液 よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【ナトリウム(Na)】
低Na血症および高Na血症の治療
著者: 藤井正満1
所属機関: 1東香里病院内科
ページ範囲:P.470 - P.474
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●症候性低Na血症では,急速補正が必要である.
●無症候性低Na血症では,急速補正するとosmotic myelinolysisをきたす危険性がある.
●慢性高Na血症では,急速補正すると脳浮腫をきたす危険性がある.
●症候性低Na血症では,急速補正が必要である.
●無症候性低Na血症では,急速補正するとosmotic myelinolysisをきたす危険性がある.
●慢性高Na血症では,急速補正すると脳浮腫をきたす危険性がある.
参考文献
1)Rose BD, Post TW:Clinical Physiology of Acid-Base and Electrolyte Disorders, 5th ed,pp716-719, McGraw-Hill, New York, 2001
2) Adrogue HJ, Madias NE:Hyponatremia. N Engl J Med 342:1581-1589, 2000
3) Adrogue HJ, Madias NE:Hypernatremia. N Engl J Med 342:1493-1499, 2000
4) Adrogue HJ:Consequences of inadequate management of hyponatremia. Am J Nephrol 25:240-249, 2005
5) 藤井正満:意識障害と電解質異常.腎と透析 60:141-145, 2006
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