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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻3号

2007年03月発行

今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液

よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【カルシウム(Ca)】

低Ca血症の治療

著者: 駒場大峰1 深川雅史1

所属機関: 1神戸大学医学部附属病院腎臓内科・代謝機能疾患治療部

ページ範囲:P.496 - P.497

文献概要

ポイント

●Ca製剤に加えて,活性型ビタミンD製剤を併用すると効果的である.

●対症療法のみではなく,低Ca血症の原因となった疾患を見つけ出すことが重要である.

●尿路結石や高Ca腎症を防ぐため,尿Ca/Crが0.3を超えないようにする.

●高濃度で持続投与する場合は静脈炎の危険性があるため,中心静脈投与が望ましい.

参考文献

1)深川雅史(監修),柴垣有吾(著):より理解を深める!―体液電解質異常と輸液,pp158-163,中外医学社,2005
2)飯田里菜子,他:Caの低下-その鑑別の根拠と病態生理,対応.腎と透析 60:76-82, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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