文献詳細
今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液
よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【カルシウム(Ca)】
文献概要
ポイント
●Ca製剤に加えて,活性型ビタミンD製剤を併用すると効果的である.
●対症療法のみではなく,低Ca血症の原因となった疾患を見つけ出すことが重要である.
●尿路結石や高Ca腎症を防ぐため,尿Ca/Crが0.3を超えないようにする.
●高濃度で持続投与する場合は静脈炎の危険性があるため,中心静脈投与が望ましい.
●Ca製剤に加えて,活性型ビタミンD製剤を併用すると効果的である.
●対症療法のみではなく,低Ca血症の原因となった疾患を見つけ出すことが重要である.
●尿路結石や高Ca腎症を防ぐため,尿Ca/Crが0.3を超えないようにする.
●高濃度で持続投与する場合は静脈炎の危険性があるため,中心静脈投与が望ましい.
参考文献
1)深川雅史(監修),柴垣有吾(著):より理解を深める!―体液電解質異常と輸液,pp158-163,中外医学社,2005
2)飯田里菜子,他:Caの低下-その鑑別の根拠と病態生理,対応.腎と透析 60:76-82, 2006
掲載誌情報