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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻3号

2007年03月発行

文献概要

今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液 よく出遭う水電解質異常の鑑別診断と治療を習得する【リン(P)】

低P血症の鑑別診断と治療

著者: 須藤博1

所属機関: 1大船中央病院内科

ページ範囲:P.507 - P.509

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ポイント

●尿中P排泄が増加しているか(>20mg/dl)否かで,原因が腎への喪失か消化管への喪失か鑑別する.

●低P血症の治療は原疾患の治療が優先するが,高度の低P血症(<1.0mg/dl)ではP製剤の静脈内投与が必要である.

●本邦で市販されている注射用P製剤にはKが含まれており,急速静注は禁忌である.

参考文献

1)Subramanian R, Khardori R:Severe hypophosphatemia;Pathophysiologic implications, clinical presentations, and treatment. Medicine(Baltimore) 79:1-8, 2000
2)Agus ZS:Diagnosis and treatment of hypophosphatemia. UpToDate 14.3, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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