文献詳細
文献概要
今月の主題 日常診療・当直のための酸塩基平衡,水・電解質,輸液 研修医がよく使う輸液の基本
救急外来における糖尿病性ケトアシドーシスと高浸透圧高血糖非ケトン性症候群の治療
著者: 岩田充永1
所属機関: 1名古屋掖済会病院救命救急センター
ページ範囲:P.553 - P.556
文献購入ページに移動ポイント
●糖尿病患者が呈する倦怠感や胃腸炎症状はDKA,HHNSの初期症状の場合がある.
●輸液療法,血糖コントロール,K補正が治療の3本柱である.
●主な治療の失敗の原因は「初期に十分量の細胞外液の輸液ができないこと」,「K補充を行わず致死的な不整脈が発生すること」である.
●糖尿病患者が呈する倦怠感や胃腸炎症状はDKA,HHNSの初期症状の場合がある.
●輸液療法,血糖コントロール,K補正が治療の3本柱である.
●主な治療の失敗の原因は「初期に十分量の細胞外液の輸液ができないこと」,「K補充を行わず致死的な不整脈が発生すること」である.
参考文献
1)Trachtenbarg DE:Diabetic ketoacidosis. Am Fam Physician 71:1705-1714, 2005
2)Stoner GD:Hyperosmolar hyperglycemic state. Am Fam Physician 71:1723-1730, 2005
掲載誌情報