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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻4号

2007年04月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する 危機管理―人間の真価は逆境のときに試される

ショック―ショックの患者を見てショックになるな

著者: 朝日茂樹1 木村昭夫1

所属機関: 1国立国際医療センター救急部

ページ範囲:P.644 - P.648

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ポイント

●ショックは全身性の急性循環不全の状態で,放置すれば致命的な結果となる.まず応援要請を.

●代表的な臨床症状は5Ps:蒼白(Pallor),虚脱(Prostration),冷汗(Perspiration),脈拍触知不能(Pulselessness),呼吸不全(Pulmonary insufficiency).

●突然の血圧低下では,ポンプ力か,リズムか,循環血液量のどこかに問題あり.

●血液供給不足,心臓のポンプ機能異常(力不足か拡張制限),血液分布異常の4つの病態がある.

参考文献

1)日本救急医学会(監修):救急診療指針第2版,へるす出版,2005
2)長尾 健:心筋梗塞時のショックの病態と治療.救急医学 29:41-47, 2005
3)桝井良裕,明石勝也:ショック.救急医学 27:1336-1343, 2003
4)Dellinger RP, et al:Surviving sepsis campaign guidelines for management of severe sepsis and septic shock. Crit Care Med 32:858-873, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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