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今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する 内科エマージェンシーの診断―確実な診断が患者を救う
吐下血―コモン・ディジーズである消化管出血を確実にものにする
著者: 吉村大輔1 落合利彰1 壁村哲平1
所属機関: 1済生会福岡総合病院内科
ページ範囲:P.670 - P.676
文献購入ページに移動●一次対応として,出血性ショックの補正とAMPLE historyの聴取は特に重要である.
●診断の第一歩は症状と吐下血の性状から出血部位の推定と鑑別診断を行うこと.
●内視鏡的止血術には出血原因に応じた適切な処置具の選択と組み合わせが重要である.
●内視鏡的止血不能例には,interventional radiology(IVR)や外科適応を検討する.
●出血原因疾患に応じて再発を予防する内科治療があれば必ず行うこと.
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