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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻4号

2007年04月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する 内科エマージェンシーの診断―確実な診断が患者を救う

めまい―末梢性と中枢性を鑑別する

著者: 増田浩三1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.686 - P.692

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ポイント

●患者の訴える“めまい”がどの型なのかを聞き取るのが最初のステップである.

●ポイントを押さえた病歴聴取のみでも,おおかたの病態は把握できることが多い.

●身体診察では眼振の観察と神経学的診察が重要である.

●中枢性めまいの疑いが否定できなければ,頭部CTあるいはMRIを行うべきである.

●原因にかかわらず急性期治療は共通しているため,診断と並行して対症療法を開始する.

●良性発作性頭位めまい症と診断できれば,浮遊耳石置換法を試みるとよい.

参考文献

1)植村研一:頭痛・めまい・しびれの臨床-病態生理学的アプローチ,医学書院,1987
2)小田 恂:めまい・難聴・耳鳴,日本医事新報社,2005
3)高橋正紘:めまい診療のコツと落とし穴,中山書店,2005
4)Baloh RW:Vertigo. Lancet 352:1841-1846,1998
5)Furman JM, Barton J:Evaluation of vertigo. UpToDate 14.3,2006
6)青柳 優:めまいの分類・診断. 治療 88:1435-1442,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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