icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina44巻4号

2007年04月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する 内科エマージェンシーの診断―確実な診断が患者を救う

痙攣―痙攣を見て逃げない

著者: 中村謙介1 山口大介1 矢作直樹1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院救急部・集中治療部

ページ範囲:P.693 - P.695

文献購入ページに移動
ポイント

●痙攣重積診療の原則は,①呼吸,循環(A,B,C)の確保と②速やかな痙攣の停止,これと並行して鑑別を進める.

●痙攣重積が遷延すると脳に不可逆的なダメージを生じる.

●痙攣停止にはまずジアゼパム,次にフェニトイン.

参考文献

1)馬場泰尚,黒岩義之:痙攣性疾患(てんかん)の急性増悪(痙攣重積).救急医学 28:1089-1093, 2004
2)岩田充永:痙攣は痙攣後昏睡,Todd麻痺を確かめて.救急医学 29:1443-1446, 2005
3)Treiman DM, et al:A comparison of four treatments for generalized convulsive status epilepticus;Veterans Affairs Status Epilepticus Cooperative Study Group. N Engl J Med 339:792-798, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?