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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻4号

2007年04月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー2007 鬼門を克服する 内科エマージェンシーのデータ解釈―確実なデータ解釈が的確な治療に結びつく

酸塩基平衡障害読解法―君は複合する酸塩基平衡障害を読みとれるか?

著者: 田中和豊1

所属機関: 1済生会福岡総合病院臨床教育部

ページ範囲:P.736 - P.741

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ポイント

●acidemia,alkalemiaとacidosis,alkalosisの相違を理解する.

●酸塩基平衡障害が単一なのか複合するのかを識別するために代償反応の計算式を用いる.

●隠された酸塩基平衡障害の判読には,アニオン・ギャップ(AG)と補正HCO3-が有効である.

●複合する酸塩基平衡障害を正確に読み取れれば,病態のより正確な把握が可能となる.

参考文献

1)Anup AB:Arterial Blood Gas Analysis Made Easy. Anup Research and Multimedia LP, 1996
2)Morganroth ML:Six steps to acid-base analysis:Clinical applications. A systematic approach to sorting out complex disorders. J Crit Illness 5:460-469, 1990
3)Saint S, et al:Saint-Frances Guide To Inpatient Medicine, 2nd ed, pp238-245, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2004
4)安藤幸滋,田中和豊:済生会福岡総合病院臨床教育部カンファレンス・リポート[3] 嘔気・嘔吐・下痢で搬入された37歳の男性.ERマガジン 3:226-229, 2005
5)黒川 清:水・電解質と酸塩基平衡-step by stepで考える,改訂第2版,p179,南江堂,2004
6)Nicolaou DD, Kelen GD:25.Acid-base disorders, Tintinalli JE(ed):Emergency Medicine, A Comprehensive Study Guide, 6th ed, pp149-159, McGraw-Hill, New York, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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