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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻5号

2007年05月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z C型肝炎診療の実際

抗ウイルス療法の実際―PEG-IFN+リバビリン併用療法を中心に

著者: 朝比奈靖浩1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.904 - P.909

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ポイント

●IFNのペグ化により週1回の注射で血中濃度が維持されるようになった.

●PEG-IFNとリバビリンの併用48週の治療によりgenotype 1b型かつ高ウイルス量症例の約50%にウイルス学的著効(SVR)が得られる.

●わが国では,高齢者や女性におけるSVR率が低い.

●PEG-IFN+リバビリン併用療法では,治療開始後のHCV量のモニターが治療効果予測に有用である.

●血球系などの副作用に注意し,減量基準を遵守し安全な治療を心がけることが重要である.

参考文献

1)Asahina Y, et al:Pharmacokinetics and enhanced PKR response in patients with chronic hepatitis C treated with pegylated interferon alfa-2b and ribavirin. J Viral Hepat, 2007 (in press)
2)Kakumu S, et al:A pilot study of ribavirin and interferon beta for the treatment of chronic hepatitis C. Gastroenterology 105:507-512, 1993
3)Fried MW, et al:Peginterferon alfa-2a plus ribavirin for chronic hepatitis C virus infection. N Engl J Med 347:975-982, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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