文献詳細
今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
その他 ウイルス肝炎診療において知っておくべきこと
文献概要
ポイント
●A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)の経口感染により伝播する感染症である.
●初発症状としては,全身倦怠感・尿濃染などのほかに心窩部痛や右上腹部痛などがあり,時として胆道系疾患との鑑別を要する.
●診断はIgM型HAV抗体の検出による血清学的診断で行う.
●急性肝炎を生ずるが,慢性化はしない.
●わが国で以前は局地的な流行がみられたが,現在は稀である.
●A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)の経口感染により伝播する感染症である.
●初発症状としては,全身倦怠感・尿濃染などのほかに心窩部痛や右上腹部痛などがあり,時として胆道系疾患との鑑別を要する.
●診断はIgM型HAV抗体の検出による血清学的診断で行う.
●急性肝炎を生ずるが,慢性化はしない.
●わが国で以前は局地的な流行がみられたが,現在は稀である.
参考文献
1)矢野公士,八橋 弘:A型肝炎の疫学的変遷.肝胆膵 47:611-616,2003
2)長田成彦,他:過去15年間におけるA型急性肝炎252例の臨床,疫学的検討による最近の動向.肝臓 37:200-207,1996
3)武市朝子,他:男性同性愛者における急性A型肝炎の流行についての検討.感染症誌 74:716-719,2000
4)西原利治,大西三朗:遷延型A型肝炎,再燃型A型肝炎の臨床概論.日本臨牀 62(増刊号8):474-477,2004
5)藤原研司,他:劇症肝炎,遅発性肝不全の全国集計(2001年).厚生科学研究費特定疾患対策研究事業「難治性の肝疾患に関する研究班」,平成14年度報告書
掲載誌情報