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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻5号

2007年05月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z その他 ウイルス肝炎診療において知っておくべきこと

肝炎ウイルスの感染予防と汚染事故への対応

著者: 伊藤圭一1 白木克哉1

所属機関: 1三重大学医学部消化器肝臓内科

ページ範囲:P.942 - P.945

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ポイント

●HAV,HEVは経口感染であり,流行地での一般的な経口感染予防が重要である.

●HBV感染ハイリスクグループはHBワクチンによる感染予防処置が重要である.

●HBV汚染した場合は,HB免疫グロブリン,HBワクチンによる処置が必要である.

●HBs抗原陽性の母親から出生した児は,HB免疫グロブリン,HBワクチンの投与が必要である.

●HCVは血液を介して感染し,一般的な血液汚染予防が重要であり,ワクチンなどの感染予防法は現在ない.

参考文献

1)日本肝臓学会(編):慢性肝炎の治療ガイド2006,文光堂,2006
2)Nakao K, et al:Analysis of anti-HBs levels in healthcare workers over 10 years following booster vaccination for hepatitis B virus. Vaccine 21:3789-3794,2003
3)山口 徹,北原光夫,福井次矢(編):今日の治療指針2006年版,医学書院,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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