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書評
IPMN/MCN国際診療ガイドライン―日本語版・解説
著者: 真口宏介1
所属機関: 1手稲渓仁会病院・消化器病センター
ページ範囲:P.885 - P.885
文献購入ページに移動 International Consensus Guidelines for Management of Intraductal Papillary Mucinous Neoplasms(IPMN)and Mucinous Cystic Neoplasms(MCN)of the Pancreas(Pancreatology 6:17-32, 2006)の日本語翻訳版が出版された.粘液産生膵癌として本邦から発信され,その後,粘液産生膵腫瘍,“いわゆる”粘液産生膵腫瘍,膵管内乳頭腫瘍,膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMT)など,さまざまな用語で呼ばれた疾患が「IPMN」として世界的に共通の疾患名で呼称されるようになり,また「MCN」が「IPMN」とは違う疾患群であることがきちんと整理された意義はきわめて大きい.さらに本書では,英文からは読み取り難い微妙なニュアンスを見事に日本語で表現し,理解を深めるために画像を追加した絶妙な構成には,国内委員として参加させていただいた者として,あらためて訳者の田中教授に敬意を表する次第である.
本書の特徴は,設問に対して回答する形式を採用しているため,飽きることなく熟読しやすい.また,途中で疑問が浮かび,読み返しが必要な場合にも,読みたい部分を設問から探すことができる.さらに,後半には英文報告がそのまま掲載されているため,英語による表記や表現の勉強にも非常に役に立つ.
本書の特徴は,設問に対して回答する形式を採用しているため,飽きることなく熟読しやすい.また,途中で疑問が浮かび,読み返しが必要な場合にも,読みたい部分を設問から探すことができる.さらに,後半には英文報告がそのまま掲載されているため,英語による表記や表現の勉強にも非常に役に立つ.
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