medicina44巻6号

2007年06月発行

今月の主題 認知症のプライマリケア 認知症診療の進め方

外来における認知症診療の進め方

著者： 羽生春夫¹

所属機関： ¹東京医科大学老年病科

ページ範囲：P.1067 - P.1069

ポイント

●物忘れが病的か生理的か，原因疾患は何か，重症度はどの程度か，を念頭に置いて問診を進める．

●発症や進行様式，一般内科的，神経学的診察後に，必要に応じて補助検査や画像検査を加える．

参考文献

1)羽生春夫：Alzheimer病とその他の痴呆症．福井次矢，黒川　清(編)：ハリソン内科学，第2版，pp2468-2481，メディカル・サイエンス・インターナショナル，2006

2)岩本俊彦，他：もの忘れ外来―診断の進め方と治療・ケア．日本医事新報No.4233：13-19，2005