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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻6号

2007年06月発行

文献概要

今月の主題 認知症のプライマリケア 神経変性疾患(アルツハイマー病など)による認知症

アルツハイマー病の非薬物治療

著者: 菅野圭子1 森永章義2 鈴木絵里子2 山田正仁2

所属機関: 1佛教大学保健医療技術学部 2金沢大学大学院医学系研究科脳老化・神経病態学(神経内科)

ページ範囲:P.1096 - P.1099

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ポイント

●アルツハイマー病に対する非薬物治療の目標は,認知機能障害や社会的機能障害などの軽減と生活の質の改善にある.

●非薬物治療のアプローチ対象は,行動,感情,認知,刺激の4つに大別される.

●現在のところ,治療効果が十分実証されたものは少なく,さらなるエビデンスの構築が必要である.

参考文献

1)日本精神神経学会(監訳):アルツハイマー病と老年期の認知症,佐藤光源,他(監訳):米国精神医学会治療ガイドライン コンペンディアム,pp88-90,医学書院,2006
2)本間 昭:序文.老年精医誌 16(増刊号-Ⅰ):3-4,2005
3)Clare L, et al:Intervention with everyday memory problems in dementia of Alzheimer type;An errorless learning approach. J Clin Exp Neuropsychol 22:132-146, 2000
4)菅野圭子,他:MCI及び軽度アルツハイマー型認知症に対する認知リハビリテーション効果の検討.Dementia Jpn 20:181,2006
5)斉藤正彦:認知症における非薬物療法研究の課題と展望.老年精医誌 17:711-717,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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