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文献概要
今月の主題 認知症のプライマリケア 血管性認知症
血管性認知症の薬物治療―現状と展望
著者: 脇田英明1
所属機関: 1国立長寿医療センター研究所血管性認知症研究部
ページ範囲:P.1118 - P.1120
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●血管性認知症の治療は危険因子の管理や抗血小板療法,抗凝固療法による原因となる脳血管障害の再発予防が中心である.
●周辺症状に対する薬物療法も並行し,ADL低下を予防する.
●認知機能障害に対する治療薬は現在ないが,アセチルコリンエステラーゼ阻害薬の有効性が報告された.
●血管性認知症の治療は危険因子の管理や抗血小板療法,抗凝固療法による原因となる脳血管障害の再発予防が中心である.
●周辺症状に対する薬物療法も並行し,ADL低下を予防する.
●認知機能障害に対する治療薬は現在ないが,アセチルコリンエステラーゼ阻害薬の有効性が報告された.
参考文献
1)宇高不可思,他:脳血管性痴呆の病態と治療.日老医誌 41:1-7,2004
2)Román GC:Vascular dementia prevention;A risk factor analysis. Cerebrovasc Dis 20(Suppl 2):91-100, 2005
3)Aggarwal NT, et al:Vascular dementia;Emerging trends. Semin Neurol 27:66-77, 2007
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