文献詳細
文献概要
今月の主題 認知症のプライマリケア 認知症の介護と社会支援
認知症患者の介護と家族への介護指導
著者: 山下真理子1
所属機関: 1十三市民病院神経内科
ページ範囲:P.1150 - P.1153
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●認知症患者への“治療的”かかわりは,その人の生活や人生の支援である.介護支援はその重要な一環である.
●患者の生活をイメージしながら,その人が“自分らしく”生活できるような支援内容を計画する.そのためには,患者の認知機能だけでなく,その人の人生を知り,要望をよく把握する.
●家族の介護支援が患者の支援につながる.家族の生活上の困難やさまざまな対象喪失体験を理解しながら,余力のあるうちに早めに社会資源の活用を勧めていく.
●認知症患者への“治療的”かかわりは,その人の生活や人生の支援である.介護支援はその重要な一環である.
●患者の生活をイメージしながら,その人が“自分らしく”生活できるような支援内容を計画する.そのためには,患者の認知機能だけでなく,その人の人生を知り,要望をよく把握する.
●家族の介護支援が患者の支援につながる.家族の生活上の困難やさまざまな対象喪失体験を理解しながら,余力のあるうちに早めに社会資源の活用を勧めていく.
参考文献
1)Cheston R, Bender M:Understanding Dementia. Jessica Kingsley Publisher, London, 2004
2)Hellen C:Alzheimer's Disease;Activity-focused care. Butterworth Heinemann, Boston, 1998
3)Pietro MJS, Ostuni E:Successful Communication with Persons with Alzheimer's Disease.〔小林敏子(監訳),山下真理子(翻訳):痴呆を生きる人とのコミュニケーション・マニュアル,じほう,2004〕
4)齊籐正彦:親の「ぼけ」に気づいたら.文藝春秋,2005
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