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文献概要
今月の主題 内科医が診る睡眠障害 睡眠障害とは?
睡眠障害の定義と疫学―いまなぜ睡眠障害なのか?
著者: 大川匡子1
所属機関: 1滋賀医科大学睡眠学講座
ページ範囲:P.1234 - P.1237
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●一般成人の平均睡眠時間は6.6時間:男女ともに高年齢層で睡眠時間は長い傾向にあり,最も少ないのは40歳代女性である.
●不眠症は約5人に1人:男女ともに加齢とともに有症率は高くなり,80歳以上女性では40%以上に上る.
●睡眠補助品使用者は約7人に1人:眠りを助けるために睡眠薬,精神安定剤,アルコールを使用する人は,加齢とともに高くなる.
●中高生の睡眠時間も短縮傾向:中高生の平均睡眠時間は6時間未満が約30%,不眠を訴えるものは20%以上に上る.
●一般成人の平均睡眠時間は6.6時間:男女ともに高年齢層で睡眠時間は長い傾向にあり,最も少ないのは40歳代女性である.
●不眠症は約5人に1人:男女ともに加齢とともに有症率は高くなり,80歳以上女性では40%以上に上る.
●睡眠補助品使用者は約7人に1人:眠りを助けるために睡眠薬,精神安定剤,アルコールを使用する人は,加齢とともに高くなる.
●中高生の睡眠時間も短縮傾向:中高生の平均睡眠時間は6時間未満が約30%,不眠を訴えるものは20%以上に上る.
参考文献
1)Doi Y, et al:Prevalence of sleep disturbance and hypnotic medication use in relation to sociodemographic factors in the general Japanese adult population. J Epidemiol 10:79-86, 2000
2)Kim K, et al:An epidemiological study of insomnia among the Japanese general population. Sleep 23:41-47, 2000
3)Kaneita Y, et al:Insomnia among Japanese adolescents:A nationwide representative survey. Sleep 29:1543-1550, 2006
4)兼板佳孝,大井田隆:不眠および不眠症の疫学.カレントテラピー 25:8-11,2007
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