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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻7号

2007年07月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診る睡眠障害 睡眠障害とは?

睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)について

著者: 本多裕12

所属機関: 1財団法人神経研究所 2日本睡眠学会診断分類委員会

ページ範囲:P.1238 - P.1241

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ポイント

●ICSD-2では,臨床症状ばかりでなく,終夜睡眠ポリグラフ所見,睡眠潜時反復検査(MSLT),などの生物学的検査指標が診断項目として取り上げられている.

●大きな枠組みとしては,睡眠障害を8つに分類している.

●アメリカ方式を基準としており,世界のどの国でも容易に使える国際基準という視点が乏しいという問題点がある.

参考文献

1)アメリカ睡眠障害連合会診断分類操作委員会(編),日本睡眠学会診断分類委員会(訳):睡眠障害国際分類診断とコードの手引.笹氣出版,1994
2)本多 裕,佐々木司:睡眠・覚醒障害の臨床的分類.精神科MOOK睡眠の病態 21:102-126,1988
3)本多 裕:睡眠障害の診断分類.日本睡眠学会(編):睡眠学ハンドブック,pp166-171,朝倉書店,1993
4)本多 裕:ICD-10の睡眠障害分類の問題点とICD-11へ向けての提案.精神科診断学 13:377-385,2002
5)American Academy of Sleep Medicine:International Classification of Sleep Disorders, 2nd ed;Diagnostic and Coding Manual, Illinois, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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