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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻7号

2007年07月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診る睡眠障害 睡眠障害の治療

睡眠時随伴症の治療

著者: 粥川裕平13 北島剛司2 岡田保3

所属機関: 1名古屋工業大学保健センター 2藤田保健衛生大学附属病院精神科 3岡田クリニック睡眠障害研究室

ページ範囲:P.1296 - P.1299

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ポイント

●睡眠時随伴症は,ノンレム睡眠中の異常とレム睡眠中の異常に二大別される.

●児童期の睡眠時随伴症は,自然治癒する夜尿症,夜驚症,夢遊病などがある.

●初老期以後の睡眠時随伴症であるレム睡眠行動障害は,変性疾患との関連が強い.

●レム睡眠行動障害の診断には,解離性レムの睡眠ポリグラフ所見が不可欠である.

●レム睡眠行動障害の多くはクロナゼパムが奏効するが,無効例もある.

参考文献

1)American Academy of Sleep Medicine:International classification of sleep disorders, 2nd ed,;Diagnostic and cording manual, American Academy of Sleep Medicine, 2005〔日本睡眠学会診断分類委員会(監訳),医学書院,刊行予定〕
2)Mahowald MW, Schenck CH:REM sleep behavior disorder, Principle and Practice of Sleep Medicine, 4th ed, Kryger MH, Roth T, Dement WC (eds), pp897-916, Saunders, Philadelphia, 2005
3)宮本智之,宮本雅之:レム睡眠行動障害(異常症)の病態と治療.治療 89(増刊):103-108,2007
4)冨田悟江,北島剛司,粥川裕平:レム睡眠行動障害.臨と研 82:52-56,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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