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今月の主題 内科医が診る睡眠障害 内科疾患と睡眠障害
心療内科的疾患と睡眠障害―パニック障害を中心に
著者: 金子宏1
所属機関: 1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院神経内科(心療内科)
ページ範囲:P.1356 - P.1359
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●心療内科的疾患には不安や抑うつなどの気分の変調が高頻度にみられる.
●睡眠障害はうつ病診断のキーポイントとなるが,不安障害でも睡眠障害の頻度は高い.
●パニック障害では覚醒時のみならず睡眠時にパニック発作がみられる症例が存在する.
●全般性不安障害では不眠が主訴であることが多い.
●不安による睡眠薬に対する誤った考えには,共感的態度で正しい知識の啓蒙が必要.
●心療内科的疾患には不安や抑うつなどの気分の変調が高頻度にみられる.
●睡眠障害はうつ病診断のキーポイントとなるが,不安障害でも睡眠障害の頻度は高い.
●パニック障害では覚醒時のみならず睡眠時にパニック発作がみられる症例が存在する.
●全般性不安障害では不眠が主訴であることが多い.
●不安による睡眠薬に対する誤った考えには,共感的態度で正しい知識の啓蒙が必要.
参考文献
1)Overbeek T, et al:Sleep complaints in panic disorder patients. J Nerv Ment Dis 193:488-493, 2005
2)Papadimitriou, GN, et al:Sleep disturbance in anxiety disorders. Int Rev Psychiatry 17:229-236, 2005
3)井上雄一:パニック障害と睡眠生理機能.自律神経 41:271-279,2004
4)加藤明子,他:不安と不眠.心療内科 5:316-321,2001
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